各施設の画像をクリックしていただくと詳細をご覧いただけます。
循環器内科
重症度判定
福岡大学病院ハートセンター:上腕動脈にてFMDとIMTを同時測定しています。
血管内皮機能不全は、アテローム性動脈硬化症の病理学的初期変化である。血管内皮機能を評価するFMD検査は、心血管系イベントの独立した予測因子であることがわかっている。今回、当科では、冠動脈造影にて50%以上の狭窄を認めた冠動脈疾患(CAD)群200名(不安定狭心症、4週間以内の心筋梗塞、血液透析、末梢動脈障害の患者を除く)と年齢、性別、BMIをマッチさせたnon-CAD群50名を対象に、FMD、baPWV、生化学パラメータ、さらに上腕動脈(b)IMTを測定し、比較検討した。
天神会新古賀病院 心臓血管センター:糖尿病患者の無症候性冠動脈疾患のスクリーニングにFMDが有用
当センターでは循環器内科医、心臓血管外科医、血管造影室を含む診療放射線部門、生理機能検査部門、外来、ICU(集中治療室)、HCU(ハイケアユニット)、病棟、臨床工学士部門、心臓リハビリテーション部門、手術部、麻酔科、栄養部門と多種にわたる部門、スタッフが協同、協力して診療にあたっています。
兵庫県立淡路医療センター 循環器内科:FMDは冠動脈不安定プラークを感度良く同定します
FMDは血管内皮機能を非侵襲的に評価する指標であり、CRPと同様に冠動脈疾患のサロゲートマーカーであることが知られている。しかしながらFMDとプラークの不安定性を評価した検討は少ない。一方、炎症性マーカーであるCRPは動脈硬化巣での炎症を反映し、冠動脈疾患、とくに急性冠症候群の予後、重症度と相関することが知られており、VH-IVUSでの検討ではCRPとプラークの不安定成分とに相関があることが示されている。 今回我々は、FMDとVH-IVUSを用いて定量化したプラーク内容との関連を評価した。また、プラークの不安定性やPCI後のイベントを予測するサロゲートマーカーとしての有用性について、CRPとFMDを比較検討した。
治療効果判定
香川井下病院:高齢者における投薬治療効果判定に FMD検査を活用しています
当院の循環器内科を受診される外来患者さんの平均年齢は75歳で、高齢化農村地域を反映した高齢者が多いのが特徴です。定期的に受診される患者さんは約800名で、心血管疾患や高血圧の患者さんが多い傾向があります。 また、当院では高齢者の心臓カテーテル検査や冠動脈形成術も積極的に実施しており、年間約400件、受診患者さんの約8割に心臓カテーテル検査を実施しています。
兵庫県立姫路循環器病センター:冠動脈疾患合併糖尿病患者においてα-GIはFMDを改善する
α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)は糖質の吸収を抑制し、インスリン分泌を刺激することなく食後高血糖を軽減する作用があります。STOPNIDDM試験では、α-GIは2型糖尿病患者において心筋梗塞や心疾患リスクを減少させ、冠動脈疾患を有する糖尿病患者の不安定プラークを安定させるなどといった報告があります。一方、9,000名以上が参加した高血圧治療薬バルサルタンのランドマーク試験であるNAVIGATORの結果によると、食後のインスリン分泌を促進させ食後高血糖を抑える作用を持つナテグリニドでは、心血管疾患または心血管リスクのある耐糖能異常患者において、心血管イベントリスクや冠動脈プラークの発生率は影響しなかったとの報告もあります。そこで作用の異なる食後高血糖改善薬α-GIとグリニドについて、比較検討を行いました。
ひつもと内科循環器科医院:FMDは患者さんの行動変容を促します
当院では高血圧、糖尿病、脂質異常症や肥満などの生活習慣病やその予備軍の患者さん、また特定健診や2次検診として受診される患者さんを対象にFMD検査をはじめ脈波検査、頸動脈エコー、血液サラサラ、血液検査(酸化ストレスマーカー・炎症マーカー・インスリン・アディボネクチン等)といった様々な動脈硬化の検査を積極的に行っています。
治療方針設定
エスエル医療グループ 長谷川内科:血管内皮障害でEPAの次に何を使うのか
血管内皮障害の見出された患者さんには、まずEPAを用います。これは必須不飽和脂肪酸であり、抗脂血症作用がありますが内皮機能改善効果に著しいものがあります。半年使ってみて効果が認められない人には葉酸を少量用います。NOを作るはずのeNOSが、反応のキーになる補酵素BH4(テトラヒドロビオプテリン)が酸化を受けて減るためスーパーオキシナイトライトを作ります
白石心臓血管クリニック:自覚症状のない患者さんほどFMD検査は有効です
健康寿命を延ばすためには動脈硬化の進行を遅らせることが重要です。肥満やストレス、睡眠障害、喫煙、過度な飲酒、運動不足、不規則な生活、食生活の偏りなどが積み重なってくると血管は知らないうちに傷み、ある日突然脳卒中や心筋梗塞をおこすことになってしまいます。特に若くして合併症をおこした家族歴のある人は注意が必要です。しかし、中には必要以上に神経質になって安易に健康食品やサプリメントに飛びついてしまう人もいます。 自分自身の現状はどうなのか、血管の状態を知るためにまずは体に負担の少ない検査から始めます。私たちはそれを診療の柱のひとつにしています。
中山クリニック:FMD検査を病診連携に活用、心血管疾患の発見・治療に役立てています
当院は地域の皆さんが頼れるホームドクターを目指して、診療おります。得意分野は心臓病の診断や治療及び、高血圧、糖尿病、脂質異常症等の生活習慣病の治療です。禁煙外来や日本糖尿病療養指導士による糖尿病療養指導も行っています。内科の疾患は幅広く皆様の相談にのることは可能ですが、私が長年、さいたま赤十字病院循環器科で臨床経験を培ってきた心臓疾患に関しては、専門医として自信を持って皆様に適切な治療をアドバイスしています。
予後評価
福岡山王病院 循環器センター:PCI後にFMD検査を行っています
PCI後の長期予後改善のためには新規病変の出現と不安定プラークのマネージメントが必要となります。これを達成するために、食事/運動/禁煙の生活習慣改善とエビデンスの薬物療法が求められます。このような治療はすべて血管内皮機能改善を目指して行われており、その効果判定は長期のアウトカムによりレビューする事になります。効果判定を臨床現場でより早期に行えないだろうかと思い、ユネクス社のFMD検査を導入しました。DES植え込み後のステント血栓症や遅発性ステント再狭窄もDES後の内皮機能障害によると言われています。今後PCI施行患者のFMD測定が長期予後改善に役立つ事を期待しています。
北九州市立八幡病院 循環器内科:心臓リハビリテーションの効果はFMDと相関しています
当院は救命センター、第二夜間急患センターを併設しています。このため毎年多数の狭心症発作や急性心筋梗塞患者が来院します。 このような患者さんは、できるだけ早く冠動脈造影を行うことが必要です。
エスエル医療グループ 長谷川内科:臨床の現場から~冠攣縮性狭心症患者へのEPA投与~
FMD検査では血管内皮機能障害の有無を簡単に調べることができます。ここでは冠攣縮性狭心症患者へのEPA製剤の影響を報告します。
動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳梗塞、末梢動脈疾患)、糖尿病、高脂血症などで、FMDが低下している場合、元の疾患の治療に加え、EPA製剤が極めて有効であることが知られています。EPAはNO産生を増やすeNOSの発現が上昇しており、血管平滑筋の収縮や増殖をきたすエンドセリンの発現が抑制されています。
松田循環器内科:FMD検査を受けられた患者さんに笑顔を
治療は投薬だけでなく、特に糖尿病患者さんでは食事や運動による生活習の改善のみで血糖コントロールが可能な例もありますので、積極的に生活習慣を改善するよう指導を行い、半年後や一年後にFMD検査の結果が改善していることで患者さんに喜んでいただき、また生活習慣を意識することへのモチベーションアップに繋げたいと思います。
内分泌内科
岡山済生会総合病院 糖尿病センター:糖尿病教育入院でFMD検査を活用しています
病診連携とチーム医療で 積極的に糖尿病教育入院を実施しています。糖尿病は、網膜症・腎症・末梢神経障害など細小血管に関連した3大合併症を引き起こすと言われています。また、大血管に関しても狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、下肢の動脈硬化症、足潰瘍や壊疽など、動脈硬化を基盤とした病気が非常に起こりやすくなり、患者さんのQOLに大きな影響を及ぼします。 当院の糖尿病センターでは、こうした糖尿病合併症の予防・進展防止のため、様々な専門的知識を持った医療スタッフがチームを組んで治療を行っています。
日本医科大学老年内科:高齢者の動脈硬化や治療効果の評価にFMD検査を取り入れています
日本医学大学老年内科では、臓器別診療ではなく高齢者の総合診療を行っています。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病やそれにともなって発症する動脈硬化性疾患などの診断、治療を行い、一人一人のオーダーメイド医療を目指しています。
福島県立医科大学:食後のFMD低下が心血管イベントリスクとなる
糖尿病治療の目標は、細小血管障害(網膜症・腎症・神経障害)と大血管障害(冠動脈疾患、脳血管疾患など動脈硬化性疾患)の発症を予防しQOLと健康人と同じ寿命を確保することです。動脈硬化症の予測指標としては、空腹時血糖やHbA1cより食後血糖、空腹時の脂質異常よりも食後高脂血症がすぐれています。糖尿病患者では、毎日の食後に高血糖や高脂血症が繰り返し、血管内皮機能が低下することで、動脈硬化性病変ができると考えられています。食事と血管内皮機能の関係について解説します。
医療法人社団 武田クリニック:高血圧を合併した糖尿病患者さんの動脈硬化予防に取り組んでいます
『 一律でない薬効をFMD検査で見分ける 』
現在、高血圧治療ガイドライン2009等では、糖尿病患者さんの降圧療法には、ARB等のRAS抑制薬を第一選択薬として推奨しています。また、ARBは血管内皮機能を改善させることが報告されています。しかし、実際に当院にて投薬後のFMD検査の結果を見てみると、患者さんによって、FMD値が改善されている方、変化のない方、逆に低下されている方がいました。そこで、・・・
佐野内科クリニック:透析患者さんの治療効果の判定にFMDを活用しています
現在、日本国内の糖尿病患者は300万人を超え、糖尿病を強く疑われる糖尿病有病者での推計では950万人と過去最高となっています。また透析予備軍である慢性腎臓病(CKD)患者は1330万人に上ります。当院では、院内で迅速な検査を行い、総合的診療によりこれらの疾患を診断・予防・治療して参ります。
腎臓内科
赤穂中央病院 腎センター:AN69膜の長期使用効果もFMDで確認
透析の分野では血管内皮機能に着目した研究は今のところ少なく、例えば様々な膜種間でFMDがどう変化するのか非常に気になるところです。透析導入時からFMDを定期的にモニタリングすることで、患者さんの血管内皮機能の程度に合わせて、透析膜をはじめとした透析処方の選択に有用となる可能性があると思います。
千葉健生病院・まくはり診療所:末期腎不全の予防に取り組んでいます
末期腎不全、透析患者は年々増加しています。そこで、慢性血管合併症研究所(千葉健生病院・まくはり診療所内)では、
1,それらの原疾患の病態解析、診断法、適正な治療の確立
2,上記疾患の早期発見と早期治療のために、健診と啓蒙活動を行う
ことを目標としています。これらの取組みのためにFMD検査が有用であると考え、ユネクスイーエフを千葉県内でいち早く導入しました。
神経内科
琉球大学医学部附属病院第三内科:若年性脳梗塞既往者において FMDと身体機能予後をみています
琉球大学医学部および附属病院は、沖縄にある唯一の医師育成機関で、研究機関でもある高度先進医療施設です。 第三内科では、循環器、腎臓・高血圧、神経・脳卒中の患者へFMD検査を行っています。私は神経・脳卒中が専門で、若年性脳梗塞既往者においてFMDと身体機能予後を見てみました。
東京女子医科大学病院 神経内科:脳梗塞患者さんにFMDを実施しています
血管内皮は一酸化窒素(NO)をはじめとする内皮由来血管弛緩因子を放出して抗動脈硬化作用を担っていることから、心血管病変の予後、イベント発生を予知するうえで血管内皮機能の評価は重要です。近年、脳梗塞においても心筋梗塞や末梢動脈の閉塞性疾患と同様にアテローム硬化を成因とする症例が増加しています。そこで当院では、FMD検査を取り入れ、動脈硬化の指標・治療の効果・予防の側面において活用しています。
健診・人間ドック
JR仙台・血管診療センター:血管外科医も動脈硬化予防に取り組んでいます
重症下肢虚血や破裂性大動脈瘤などの病的に行き着いた動脈硬化症の診療をしている血管外科医としては動脈硬化の早期発見、早期治療の必要性を痛切に感じざるを得ません。 喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの危険因子を有している人が20年から30年後に発症しやすいことが判っているアテローム血栓症を「何故、発症前に早期発見できないのか」という素朴な疑問を持って2002年に「動脈硬化血管検診」を開設しました。
医療法人(財団)健隆会 戸田中央総合健康管理センター:一人一人のトータルヘルスをサポート
健診センターと脳ドッグ、巡回健診部門が統合し、平成22年に新たにオープンしたことを機に、ユネクスイーエフを導入しました。 長寿会社の日本では、疾患の予防のための質の高い健診の重要性が高まっています。なかでも死因の約3割を占める、心疾患 脳血管疾患を予防し健康を維持するためにも、血管の状態を知ることは大変重要なことです。特に血管の初期変化を捉えること は、動脈硬化の早期発見・早期治療だけでなく、予防の面においても非常に有用であり、そのゴールドスタンダードとして普及して いるのがFMD検査です。
黒沢病院附属 ヘルスパーククリニック:予防医療の最前線でFMD検査を活用しています
日本人の死亡原因は、約30%がガン、心臓と脳にかかわるものがそれぞれ15%ずつとなり、これら生活習慣に起因するものを合わせると実に60%となります。 つまり3人に2人は生活習慣病で命を失っていることになります。当院では地域の皆様に健康でイキイキした生活を送っていただくために「予防」を第一の使命と考え取り組んでいます。
東松山医師会病院 健診センター:地域住民の健康維持にFMDを活用しています
Q:ユネクスイーエフを導入しようと思われたのはなぜですか?
A:いつも同じ検査項目しかないと、健診に来られる方が離れて行ってしまう可能性があります。そのため、当センターでは毎年新しい検査項目を検討しています。丁度検討している最中に、学会で見たユネクスイーエフに目が留まり、予防に役立てることが出来ると考え、導入に至りました。
大阪市立大学医学部附属病院 先端予防医療部附属クリニック:人間ドック・健診事業による予防医療にFMDを活用しています
大阪市立大学医学部附属病院は、2014年4月に公立大学法人として全国で初めて健診事業を行う施設である先端予防医療部附属クリニック MedCity21を「あべのハルカス」21階に開設しました。大阪市立大学が有する研究・解析力により、疾患の発症予防因子の発見や、発症前保因者および発症超早期を診断する新規のバイオマーカーの開発を通して予防医療の推進に寄与して参ります。
たるみファミリークリニック:企業検診の依頼を受けFMD検査を活用しています
当院は2014年5月に開業しました。それまでは15年ほど臨床病院に勤務し、腎臓内科、人工透析、糖尿病内科を中心に診療して参りました。また同時にそれらの疾患を原因とした多くの動脈硬化患者の診療にあたる機会も多く、常々その予防の必要性を感じておりました。 そんな時にFMD検査を知り、動脈硬化予防には内皮機能を診るべきと考え、開業時には最も欲しい機器としてユネクスイーエフを導入しました
豊田合成株式会社:従業員の動脈硬化予防に取り組んでいます
日本人の死因の約30%を占める心筋梗塞や脳血管障害は動脈硬化が原因です。動脈硬化の原因となる生活習慣病の予防や早期発見は従業員やその家族のQOLにとって非常に重要です。
当健保組合では人間ドッグ受診者の中で希望者を対象に初期の動脈硬化を発見することができるFMD検査(血流依存性血管拡張反応検査)を行っています。
禁煙外来
国際医療福祉大学 塩谷病院:禁煙外来で血管内皮機能検査を活用
禁煙は肺癌や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患に加え、心筋梗塞など循環器疾患の予防のために重要です。禁煙を望む患者さんに禁煙治療薬バレニクリンを使用する方法が近年広く行われています。当院ではこのような患者さんに血管内皮機能検査(FMD)を受けることをお勧めしています。
全例ではありませんがFMD値に改善傾向が認められることが多く、禁煙達成とともに血管の健康状態が良好となったことを実感していただいています。
独立行政法人国立病院機構 栃木医療センター:FMD検査の有用性を禁煙外来で診る
佐賀大学血管不全学講座で、血管内皮機能を簡便に測定するための機器の開発に参加させていただきましたが当時の血管内皮機能測定装置は、超音波検査一体型ではあるものの巨大で高価なものや、上腕を固定し加圧するだけの装置でした。 そんな中、名古屋から来訪されたユネクスから、一体型のコンパクトな血管内皮機能測定機器を開発したとデモンストレーションしていただいたのが、初めての出合いです。
その他
前橋温泉クリニック:FMD検査で診る − 温泉効果による血管のアンチエイジング
アンチエイジングはまず自分を知るところから始まり、今の状態から老化をさせないように心掛けることが大切です。 なかでも血管は、全身に張り巡らされた「臓器」であり、血管の状態を知ることは、アンチエイジング医療にとってとても重要であると考えています。 FMD検査は、血管の状態を数値で診ることができるため医師だけでなく患者様にもわかりやすい検査であると思います。
公立豊岡病院日高医療センター・ライフスタイル外来:運動療法の効果判定にFMDの検査を導入しています
当院では、神戸大学大学院へき地医療学分野と連帯して地域に密着したライフスタイル外来を運営し、動脈硬化を引き起こす生活習慣病に対して、運動処方に基づく運動習慣の徹底と食生活の改善、その他生活上の指導を通じて総合的な治療管理をすることにより病気の改善および進展防止を目指しています。
医師をはじめ、理学療法士、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、看護師がチームを組んで、動脈硬化の予防、健康寿命の延長を目指した取り組みを行っています。
兵庫県立淡路医療センター:検査の説明を行うことで5分間の駆血や検査への不安が大幅に解消されます
-FMD検査前、具体的にどのような説明を行っているのでしょうか? ①FMDは動脈硬化の早期段階である血管内皮機能障害の程度をみる検査であること、②カフで5分間腕を圧迫し、その前後の血管径の変化を超音波でみるため、腕の痛みやしびれを伴うこと、③検査時間は約20分かかり、その間姿勢保持の必要があること、この3点をポイントに説明しています。実際に説明を行った患者群(男性30名、女性12名、72±14歳)と、説明を行わなかった対照群(男性10名、女性3名、52±27歳:職員10名、患者3名)にそれぞれアンケートを実施しました。
寺田内科・呼吸器科:COPD(慢性閉塞肺疾患)と血管内皮機能の関係について、気管支喘息と肺機能健常者を対照に比較検
未病の段階で早期発見・早期介入することで健康寿命を伸ばし、患者さんのQOL低下や将来の医療費を抑制できるよう、呼吸器・生活習慣病を中心とした一次予防に努めていきたいと考えています。